日本三大船神事の管絃祭(7月29日は台風12号のため中止になりました)

こんにちは!
宮島ブルワリーのスガリナです。

皆さんは7月29日に行われる宮島の『管絃祭』をご存知でしょうか。
嚴島神社最大の祭事で、天神祭(大阪府)、ホーランエンヤ(島根県)とともに日本三大船神事といわれるそうです。
管絃祭は、平安の昔に貴族が池や河川などに船を浮かべて管弦を合奏するという優雅な船遊びを移したものだそうです。雅やかな飾りに彩られた御座船が雅楽を奏でながら瀬戸の海を渡ります。
はじまりは平清盛が都で行われていた管弦遊びを厳島神社の祀神を慰める神事として執り行うようになったとも言われており、歴史の深さを感じますね。

予定時刻は以下のようです。
■発輦祭[はつれんさい]・・・ 15:00
■御本殿出御・・・・・・・・・・・・・・・・16:00
■大鳥居前の儀・・・・・・・・・・・・・・16:40
■火建岩[ほたていわ]・・・・・・18:00
■地御前神社・・・・・・・・・・・・・・・・19:20
■長浜神社・・・・・・・・・・・・・・・・・・20:40
■大元神社・・・・・・・・・・・・・・・・・・21:30
■火焼前[ひたさき]・・・・・・・・22:10
■客神社前・・・・・・・・・・・・・・・・・・22:30
■御本殿還御・・・・・・・・・・・・・・・・23:00

今年は例年よりも1時間早く執り行われるそうで、祭典は午後3時から嚴島神社の本殿で発輦祭[はつれんさい]があり、次に御神体をお乗せした御鳳輦[ごほうれん]を大鳥居沖の御座船(嚴島神社の御祭神がお乗りになる御船)にお運びします。
御座船では、大鳥居前の儀という神事を執り行った後、管絃を奉奏しながら対岸の地御前神社に向かいます。途中、火建岩[ほたていわ]沖で一時停船し、潮が高くなるのを待ちます。
潮が満ちると、地御前神社からの御迎船が来ます。そして地御前神社、宮島の長浜神社、大元神社と順次祭典を行い、大鳥居をくぐって客神社前で祭典と管絃の奉奏が行われます。さらに狭い桝形に入り、一気に御座船を三匝(さんそう)しながら管絃を奉奏し、クライマックスを迎えるそうです。

平安時代からの優美さを感じることの出来る管絃祭、ぜひ見てみたいですね。

宮島ブルワリーからも時間が合えば行き交う船をご覧いただけるかもしれません☆

※追記
廿日市宮島長の厳島神社は28日、台風12号の接近を受け、29日に予定していた管絃祭の中止を決めたそうです。
中止はとても残念ですが、台風の被害が出ないことを祈るばかりです。

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